2015プレナスチャレンジリーグ・プレーオフ 第1節
10月12日(月・祝)13:00KICK OFF/金鳥スタ
セレッソ大阪堺レディース vs 常盤木学園高等学校
12:00開門 入場無料
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 来シーズンのなでしこリーグ2部昇格を目指すセレッソ大阪堺レディースにとって、もっとも大切な3試合、「2015プレナスチャレンジリーグ・プレーオフ」の初戦が、10月12日に行われる。このプレーオフは、プレナスチャレンジリーグEASTとWESTの上位2チーム計4チームが1回戦総当たりで行い、年間順位を決定。1位が2016年になでしこリーグ2部に自動昇格、2位はなでしこリーグ2部の9位との入れ替え戦に出場する。

 セレッソとしては、当然1位での昇格を狙う。チャレンジリーグWESTでは、13勝2分の勝点41と、2位以下に大きく差をつけて早々と優勝を決めた。(優勝コメント 
「全勝で優勝したい」(キャプテン・西田明華)という目標こそかなわなかったが、15試合無敗という結果に内容が伴い、大きな成長を見せたレギュラーシーズンだった。

 今年高校3年となり、アカデミー最終年度となった西田、松原志歩らは、プレー面だけでなく、メンタル面でも頼もしさを増した。そして、高校2年の林穂之香、前川美紀、勝岡美結らも実戦経験を十分に積み、伸び盛りの高校1年、U-16日本女子代表年代には宝田沙織、脇阪麗奈、森中陽菜らタレントがひしめく。チームを率いる竹花友也監督は今季が3シーズン目、これまで徹底してきた「最後までアグレッシブに走り続け、ゴールを目指すセレッソらしいサッカー」で大一番に臨む。

 昨シーズンは最終戦に敗れ、なでしこリーグ2部参入を逃した。「あの日から、選手はみんな『今年は絶対に2部に上がる!』という気持ちでやってきました」と、西田キャプテンは言う。相手の常盤木学園とは、今シーズンの対戦はないが、これまで何度か対戦している。高校屈指の強豪に、何度も苦杯をなめたが、昨季の対戦では激戦の末に4-3で勝利
「あのときも絶対に勝つ、という強い気持ちがあったから、いろいろな形のゴールが生まれた。今回も強い気持で戦います」(西田)と、意気込む。
「常盤木は、ポテンシャルの高い、いい選手が集まっているチーム。簡単ではないと思いますが、チームとして戦うことで勝機を見つけたい。リーグ戦が終わってからは、コンディション重視のトレーニングを続けてきて、体のキレはよくなってきている」と、竹花監督は言う。セレッソらしい、組織で戦うサッカーで強豪を倒して、まず初戦を飾りたいところだ。

 舞台はセレッソ大阪のホーム・キンチョウスタジアム。これまで男子のトップチームが数々の激闘を重ね、歴史を刻んできた聖地は、レディースの選手にとっては憧れの場所。ここで戦えることに誇りを持って、持てる力を存分に発揮したい。

文・横井素子