セレッソ大阪スポーツクラブ所属の清水和男監督と今井誠次郎コーチを、中国スーパーリーグの上海上港にU-15の選手の指導のため派遣しています。

清水監督の活動が、中国の新聞に取り上げられました!

掲載内容は新聞晨報(3月11日) (1)

 

【掲載内容】
日本で選手育成が一番良いクラブから

清水和男は、日本ではセレッソ大阪でコーチとして活動し、実績も残してきました。セレッソ大阪の選手育成は日本でも有名で、良い選手も何人育成しました。その中で、一番有名なのは香川真司。他には山口蛍、乾贵士などの選手も世界で活躍しています。
「良い選手を育成するために、一貫指導は大事です。セレッソ大阪のアカデミーは、一緒のコンセプトがあって、監督が変わっても戦術とかはあんまり変わらないです」と清水和男は言います。

中国の選手達の体が羨ましい

中国に来てからもう一年が経ちました。日中の選手育成方法の最大の差は、一貫性と連続性。「日本の子供たちはだいたい四歳頃からサッカー始めます。小さい頃からある程度、同じコンセプトで練習しています。確かにいまの選手育成は日本の方が良いですけど中国の子供たちの体は強くて、スピードも速いです。中国のキーパーは身長180センチ以上。日本でこういう選手が少ないです。
「中国の子供たちは心からサッカーに情熱持っています」
選手自身で判断できるように育成します。

「指導者として、怒る時はちゃんと怒って、褒めるときちゃんとは褒める。それは大事です」選手達のミスに対して、ただ教えるだけでは、効率が悪いです。選手達が、試合の中で状況を観て多くの選択肢を持ち、その中で最良の判断を選択出来るスピードを養わないといけません。そして選手自ら考え、掴んだ習慣は、多分一生忘れない。判断の能力は重要です。日本の子供たちは、学校の選手にも、クラブの選手にも、勉強も大事にしています。なぜなら、全員がプロサッカー選手になれないため、次のことも考えておかないといけません。中国のスポーツ選手たちの文化教育はまだ少ないです。でもSIPGは、現在週4回授業が入って、勉強しています。これは、とても良いことです。選手たちにとって、もし上に上がれないと、やっぱり勉強は重要です。
SIPGクラブは育成を大事にします。

去年このチームに入った時、「中国の選手たちはボールが来る前にまわりを観る習慣は薄く、みんなはボール受けてから見るため、プレーも遅く、判断ミスを連発していました」良い習慣の積み上げは時間かかります。日本の子供たちは、12歳ぐらいまでに基本技術をある程度習得します。その後に個人、グループ戦術を積み上げていきます。
選手の育成が良くなったら、未来の中国サッカーは絶対強くなります。「今中国のクラブは選手育成の重要性を認識し始めています。それも私がSIPGに派遣された理由です。私の最終の目標は、このチームの中からプローで活躍出来る選手の育成です」