4月19日(日)2015明治安田生命J2リーグ第8節
セレッソ大阪 1-2 ザスパクサツ群馬 (16:04/ヤンマー/17,212人)
試合写真・コメントなど
試合後のパウロ・アウトゥオリ監督(セレッソ)記者会見コメント
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●服部浩紀監督(ザスパクサツ群馬)

「まず、このビッグクラブに勝てたことを本当にうれしく思いますし、選手に敬意を表したいというか、本当によくやったと、心の底から伝えたいと思っています。
試合の展開について、センターバックのところで、立ち上がり、クリアのところからポイントを作られて、決められてしまった。正直、1分(※公式記録は2分)で取られて、その後も粘り強くできるものかどうかと…。しかしゲームのなかで修正していった選手たちの粘り強さをすごく評価しています。
前半に関して、ボールは少し自分たちで握ることができていたのですが、後半は足が止まってしまって攻め込まれるシーンが多かったなか、粘り強くやってくれた。いつもウチの悪い時間帯のなかで、後半の立ち上がり10分~15分に失点してしまっているので、そこまではしっかり我慢しろと、必ず1チャンスがあると。後半ほとんどシュートが打てないなかで、1チャンスをものにできたのは、ウチの戦い方、勝ち方に当てはまったのかなと思います。とにかく、球際、1つのボールにみんなで粘り強く奪うというところが徹底できて、今までもできていたのですがちょっとしたミスで負けてしまっていたので、これを継続することがウチの力になるのかなと思っています」

Q:球際の強さを強調したなか、対セレッソというところで、何かチームに伝えたものはあったか?
「一人ひとりの能力を純粋に比べてみて、足りないところはあるのですが、そこはチーム力でカバーする。まず守備を徹底して、スライド、ファーストディフェンダー、球際、そういうものをしっかりと速くやる、強くやることを徹底して臨みました」

Q:DFの2人、乾選手、川島選手の評価について。
「人に強いというところでその2人を起用したのですが、私が思う以上の成果を出してくれた。これを自信にしてもらいたいし、継続してもらいたいし、もっと上を目指してほしい。特に川島に限っては練習生の時から彼を見ています。そういう厳しい練習のなかでもケガもせず、ずっとここまでやってきた彼が今日、いきなりこのビッククラブとやるにあたって、緊張もあったと思います。『俺はおまえを信用して使っているから、とにかく思い切ってやれ』とい言いましたが、自信を持ってやってくれて本当によかったと思います」

Q:試合に入るときには、選手たちにどんな声をかけたのか?
「とにかく、サッカーは名前でやるわけじゃないし、自分たちに足りないものは何かといえば経験だったり実績だったり、そういうものではなく、自分たちが1つになることを絶対に忘れないで、どんな状況でも粘り強くやるんだということ。それと先ほども申し上げたとおり、球際、スライド、ファーストディフェンダーとか、そういう徹底した当たり前のことを、より速くより強くやるんだということを言い続けました」