6月21日(日)2015明治安田生命J2リーグ第19節
セレッソ大阪 vs 徳島ヴォルティス (19:00KICK OFF/金鳥スタ)
試合写真・コメントなど |チケット
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気がつけば、明治安田生命J2リーグ戦も、4カ月目。前半戦折り返し間近の第19節、6月2度目のホームゲームに臨むセレッソ大阪は、昨シーズンともにJ1で戦ったライバル・徳島ヴォルティスを、キンチョウスタジアムに迎え撃つ。
セレッソ、徳島、どちらも1年でのJ1復帰を目指す中、セレッソが8位(勝点27)、徳島が18位(勝点16)と前半戦では苦戦。前節も互いに勝ちきれず、勝点を大きく積み上げることができなかった。それだけに、ここからの巻き返しを図るためにも、両者にとって今節は絶対に落とせない、勝点3が欲しい一戦になり、白熱の攻防は必至。ただ、セレッソとしては、「相手どうこうより、絶対に難しい試合になると思うので、そこで本当に勝ち切るというところを、チームが1つになってやらないといけない」と楠神順平も述べるように、選手・スタッフ・サポーターが一丸となって、勝利という結果を出すことが、このホームゲームでは必須となる。
また、6月9日に契約満了が発表され、11日に離日したカカウだけでなく、15日にはフォルランの契約満了、16日には安藤淳の松本山雅への完全移籍も発表されるなど、この約1週間にかけて動きも多かったセレッソ。この徳島戦後にはフォルランのセレモニーも行われるが、今季も10得点を決めるなど、この約1年半、桜色の戦士の1人として奮闘した世界屈指のストライカーを快く送り出すためにも、チームとして新たな一歩を踏み出すためにも、この一戦を白星で飾りたいものだ。
そのなかで、今週はパウロ・アウトゥオリ監督のもと、連日にわたってミーティングを実施。「シーズンの始まった頃は、もっと我々の意図するコンセプトを試合に出すことができていたが、そこが失われつつある部分があるのも事実。結果に対する責任は絶対に私が背負うもので、選手には結果にとらわれず、自分のやるべきことをもう1回整理してピッチに立ってほしい。それがなければ何も積み上げることはできないという話をした」と言う指揮官を中心に、チームの方針を再確認。トレーニングでも、中身の濃い内容を展開し、徳島戦勝利への準備を整えた。
ポイントとなるのは、90分通した統一感ある戦い方。前々節の愛媛FC戦では、前半こそ主導権を握る戦いを見せることができたものの、後半は押し込まれた。前節の水戸ホーリーホック戦では、終始相手にペースを奪われ、玉田圭司の第2節・大宮アルディージャ戦以来となる得点で先手を取りながら、終盤に失点し、勝点をとりこぼした。同じような形で苦しい戦いをしているだけに、その教訓を今こそ活かすときだ。
今節は、代表戦から山口蛍とキム ジンヒョンも戻ってきた。前節、セレッソ加入後初出場を果たした田代有三もコンディションをさらに上げている。別メニュー調整が続いていた関口訓充や橋本英郎も戦線に復帰し、チームの駒も揃ってきた。「この苦しい時期を共に乗り越えよう」と熱く後押ししてくれる心強い桜色のサポーターも、その声援で力を与えてくれる。
元セレッソの濱田武や、元コロンビア代表のエステバンをはじめ、相手の徳島には経験豊富な選手が揃っているが、だからといって、引くわけにはいかない。これまでの積み重ね、そして本来のポテンシャルを発揮する場が、この徳島との一戦。クラブの総力を示すべく、求めるものは、勝利の二文字、それだけだ。
文・前田敏勝
試合前日の監督・選手コメント
ニュース
J2 第19節 徳島戦|プレビュー:反撃への一歩を踏み出すためにも、勝利必須のセレッソ。昨年J1で戦い合った徳島と、ホームで対戦
2015年6月20日(土)
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- 前田敏勝
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