7月12日(日)2015明治安田生命J2リーグ第23節
セレッソ大阪 vs コンサドーレ札幌 (19:00KICK OFF/金鳥スタ)
試合写真・コメントなど チケット
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●パウロ・アウトゥオリ監督
Q:札幌はアウェイ戦開幕12戦負けなしという記録がかかっており、セレッソとしてはそこに名前を残したくない、勝って記録を断ち切りたいのでは?
「それは、ほかのチームの歴史に関わる部分であり、我々には直接的には関係ない。たまたま我々の試合に巡って来ただけ。そういう記録が残っても、最終的にJ1昇格につながらなければ意味のないもの。データを追いかけるのも大事だが、それほど重要なことでもないと思う。やはり、勝って記録を出すのであればわかるが、対戦相手がそういう状況に置かれているからといって、我々にとって試合の重要性はこれまでと変わりはない。札幌がそういう記録を達成するかもしれないが、セレッソが名前を残すのであれば、いつも言うようにタイトルを取って歴史に名前を残すべき。それを求めて戦っており、そのために勝利を求めている。
 さらにファンタスティックなサポーターに対して、これはいつも言うのだが、彼らの声援と期待に応えるためにも、勝利という結果を残したい。どんな状況においても、あれだけの熱い声援を送り続けてくれるサポーターは、世界を探してもなかなかないと思う。そういったサポーターの方々に勝利を捧げたい気持ちが強い。それが私の思いだ。
 サッカー界に生きている人間としては、自分たちのチームの歴史に何を刻むかが大事。勝つこと、タイトルを取るということ、今季の目標であるJ1昇格を達成すること、そういうものであれば意味はあると思う。いいサッカーやきれいなサッカーをしても、勝てなければ、タイトルにつながらなければ、勝負の世界では意味がない。タイトルを積み重ねて評価されるべきものはたくさんあるので、タイトルにはこだわりたい。試合のクオリティー、プラス勝負強さ、勝てるか負けるかというところで勝ち切れるかが大事であり、勝ち切れる強さを見せなければいけない。日々、選手たちにも話をしているのは、まさにそこだ」

●田代有三選手
「ここ2試合得点を取り切れていないが、それをあまり気負いすぎたら、また重たい試合になっちゃうと思う。点を取るのは僕らの仕事なので、一生懸命やらなきゃいけない。ただ、チームが勝つために守備も攻撃もしっかりやらないといけないし、力を合わせて勝点3だけを狙ってやっていきたい。(前線で)僕らがしっかりキープしたり、起点になったりするところができれば、いいゲームができると思う。役割をちゃんと認識して、次は絶対に勝ちたい。相手がどうであれ、自分たちのやることをやって、最後まで走って、勝点3を取りたい」

●関口訓充選手
「連戦でタフなスケジュールになっているのは、どこも同じ条件。そんなことは言い訳にもできないと思う。自分たちはホームでやる以上、勝点3を必ず取らなきゃいけない。勝点3を取りに行くだけですが、ただしそれを意識しすぎてバランスを崩すのが一番怖いので、90分のなかでしっかり勝ち切れるサッカーをできればと思う。守備は安定してきているので、あとは攻撃のところで、どうかみ合わせをうまくやっていくかだと思う。そこで(得点を)取り始めれば勢いに乗っていけると思うし、攻撃陣として点を取りに行きたい」

プレビュー:安定の守備力をベースに、総力をあげて勝点3を取りに行く
相手チーム情報:前節の逆転負けも糧に。若手のハードワークとベテランの経験値をうまく組み合わせたい