9月27日(日)2015明治安田生命J2リーグ第34節
徳島ヴォルティス - セレッソ大阪 (16:00KICK OFF/鳴門大塚)
試合写真・コメントなど チケット
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●パウロ・アウトゥオリ監督
Q:前節はショックの残る展開での引き分けとなったが、戦術的な修正とメンタル面を回復させて今節に挑む準備は?
「今までにいろいろな経験をしてきたので、僕にとってはショックというわけでもない。サッカーでは、ああいうことも起こり得る。ただし、偶然起こった失点でもない。冷静に正しく分析しなければいけない。前節は、試合の中で我々が勝利に値するプレーができていなかったことも事実。もちろん、一度は逆転につながる力を見せたことに手応えも感じるが、我々が90分、本当にやるべきことをやれたかというと、そうではない。我々であれば、戦術、技術の両方で、もっと出せるものがあった。特に前半は。もちろん、あきらめずに戦って逆転したことは、彼らの力を称えたい。ただ、逆転した以上は、そのまま試合を終わらせることは譲れない。そこの力が足りなかった。チームの完成度を上げて、成熟度を高めるプロセスとして、大きな教訓にしなければいけない」

Q:今節の相手である徳島ヴォルティスは守備が堅い。そういった守備を破るために、セレッソとしては、2トップにボールを入れる質と入れた後のサポートが大事になるが? 
「我々も得点が取れていないわけではない。相手の堅守をしっかりとリスペクトした上で、我々の力を発揮することが大事」

Q:首位の大宮とは勝点差を離されてしまっているが?
「現実的には、首位の大宮とは勝点が離れている。首位を狙うには厳しい状況であることは確か。我々は(前々節に)大宮に勝ったが、その試合後にも話したように、彼らは首位を走るにふさわしいチーム。大事なことは、J1に昇格するということ。もちろん、J2優勝というタイトルを取って昇格できれば一番だが、いずれにしても、しっかりとした基盤を作って昇格することが目標になる」

●エジミウソン選手
Q:2戦連発中だが、今節に向けて 
「できれば、3試合連続で決めたい。セレッソに来たのは、みんなを助けるため。チームの目標に少しでも貢献したい。チームに合流した当初に比べたら、日々の練習でコンディションも上がっている。日本の試合のリズムにも合ってきた。周りの選手も手伝ってくれている。その中で点を決めれば自分もうれしいし、周りからの信頼も高まる。前節はスタジアムに観戦に来てくれた娘たちからも得点をせがまれていたので、喜んでくれた(笑)」

Q:前節の得点は、周囲と連動した形。距離感が近いと、いい攻撃ができるのでは? 
「みんなと近くでプレーすれば、得点の可能性も高まる。パブロやクニ(関口訓充)、中盤との距離感が良ければ、いい攻撃ができる。競った後のこぼれ球も拾いやすい。シュートまで持って行ける。コンパクトにやることが大事。そうすれば、チャンスも生まれて、ゴールも生まれる」

●関口訓充選手
「前節は、特に前半はチグハグした攻撃になってしまったので、今節は連動した動きを増やしていきたい。前の2人(田代有三とエジミウソン)はキープできるので、そこからの飛び出しも大事にしていきたい。誰かしら裏は狙っておかないと、相手の脅威にはならない。相手コートで圧力をかけてプレーできればいいと思う」

Q:残り9試合、いよいよJ1昇格争いも佳境に入ってきたが?
「1試合1試合が、本当に大事になってくる。自分たちが勝点3を取り続けることによって、上位にプレッシャーを与えたい。相手も必死だし、前節のように勝点1でも取ろうと最後まであきらめずに向かってくる。そういった相手に対して、自分たちは焦れずに、気負わず、やるべきことをやり切りたい。そうすれば、自ずと勝点3も手にすることができると思う」

プレビュー:連勝が4でストップした前節。攻守で出た課題を見つめ、今節を再び勝点3を積み重ね続ける第一歩に 
相手チーム情報:後半戦で快進撃を見せる徳島。12戦9完封の堅い守備をこじあけることができるか