12月2日(土)2017明治安田生命J1リーグ第34節
アルビレックス新潟 - セレッソ大阪 (14:00KICK OFF/デンカS)
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2017JリーグYBCルヴァンカップ優勝後、初のホーム凱旋試合となった前節のJ1第33節 。セレッソ大阪は、ヴィッセル神戸を3-1で下し、リーグ戦5連勝、公式戦8連勝を達成。今季のリーグ戦の勝点を63に伸ばし、J1でのクラブ史上年間最高勝点をマークするとともに、ACL出場圏内である3位以内も確定させた。
クラブとして悲願の初戴冠に、リーグ戦での史上最高勝点、さらにはACLの出場権獲得と、尹晶煥新体制で臨んだ今季がセレッソにとって過去最高のシーズンになっていることは間違いない。それでも、「(最終節に向けて)全員が試合に出たいという強い気持ちを持っている」と指揮官が話すように、選手たちは、まだまだ試合に、勝利に、そしてサッカーに飢えている。今季のリーグ戦を6連勝で締めること。2冠を狙う天皇杯へいい形でつなげること。チームの士気は全く落ちていない。
もっとも、今節の対戦相手であるアルビレックス新潟も、現在は絶好調。すでにJ2降格は決定しているが、その後も全力で戦う姿勢を示し、選手たちがベストを尽くすことで、直近の5試合は4勝1分。前節の清水エスパルス戦でも、前半の2失点を後半に挽回し、一気の3得点で大逆転勝ちを収めている。そんな新潟に対し、「本当に降格したチームなの?というくらい、最近の結果はいい。アグレッシブに戦っている」とはキム ジンヒョン。「僕たちはここ2試合は先制されているし、立ち上がりからしっかり試合に入らないといけない」と気を引き締める。
新潟にとってホーム最終戦となる今節は、呂比須ワグナー監督のラスト采配でもあり、試合後は“ミスターアルビレックス”と呼ばれる本間勲の引退セレモニーも予定されている。そういった新潟の高いモチベーションに負けない、強い気持ちでセレッソも試合に臨む必要がある。
そして、なんと言っても今節は、ここまでリーグ戦で22得点を積み重ねてきた杉本健勇に得点王のチャンスがある。セレッソから得点王を輩出することになれば、99年の黄善洪氏以来、日本人ストライカーとしては初となる快挙だ。
「得点王の話はかれこれ夏頃からずっと言われてきて(笑)とうとうラスト1試合になった。もちろん(得点王は)獲りたいし、獲れる位置にいることもわかっている。でも、自分の力だけでここまで来たわけではない。いろんな仲間に助けられて、ここまで来た。最後まで感謝の気持ちを忘れずにプレーしたい。最終節も仲間と助け合いながら、得点王を掴めたらいいと思う。とにかく、この1試合に集中したいし、この試合に懸ける思いは強い。最後も決めて、チームを勝たせられるようにしたい」(杉本)
クラブにとって歴史的な今シーズン。そこにもう1つ、得点王を輩出することになれば、セレッソにとって、そしてなにより杉本自身にとって、大きな勲章になる。
文・小田尚史
ニュース
J1 第34節 新潟戦|プレビュー:リーグ戦を6連勝で終えて、2冠を狙う天皇杯につなげる。そして、杉本健勇には得点王の期待が懸かる
2017年12月1日(金)
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