4月3日(火)AFCチャンピオンズリーグ2018 MD5
セレッソ大阪 - 済州ユナイテッド (19:00KICK OFF/長居)
試合写真・コメントなど チケット
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 待望のリーグ戦初勝利を挙げたJ1第5節・湘南ベルマーレ戦 から中2日。息つく暇もなく、AFCチャンピオンズリーグ MD5 済州ユナイテッド戦がやってくる。

 現在、セレッソ大阪はACLではグループステージの4試合を戦い終えて、1勝2分1敗の勝点5。1位の広州恒大とも勝点差はまだ3であり、グループステージ突破が決まる2位以内を巡る争いはし烈なだけに、ホームで行われる今節の持つ重要度は高い。

 済州との今回の一戦を、「勝たないと(グループステージ)突破が見えてこない」と位置付けたのは、前節のブリーラム戦の土壇場で同点ゴールを決めた杉本健勇。「正直、まだ誰が試合に出るかはわからないけど、誰が出ても結果が求められる。アウェイで済州とやった時(2/14・MD1)はシーズンが始まったばかりだったけど、済州も前より良くなっていると思う。勝つためには、90分、全員がタフに戦い続けることが大事」と試合に向けた抱負を話す。
「湘南戦に勝って、いい流れを作ったからこそ、それを継続できるように頑張りたい。ここから連戦なので、どのタイミングで誰に出番が来るかわからないけど、与えられた試合で結果を出すことが大事。いい準備をしたい」とは山村和也。済州については、「カウンターが速いので、(ボールの)取られ方には気を付けたいし、リスクマネジメントをしっかりしたい。球際も激しいので、その部分で負けないことも大事」と勝負のポイントを話す。

 球際の激しさという点では、敵地で戦ったMD1でも随所に選手同士のぶつかり合いは見られただけに、セレッソのホームで迎える今節も、同様の展開は起こり得る。「済州(勝点3で4位)はこの試合を勝たないとグループステージを突破できないと思って臨んでくる。モチベーションはかなり高いと思う」とキム ジンヒョンもにらむように、強い気持ちで向かってくる済州に対して、戦う姿勢やメンタル面で負けないことも、この試合を制するための重要な要素だ。

 湘南戦から中2日、さらにこの試合後も中3日でリーグ戦を迎える過密日程のため、尹晶煥監督にとってもメンバー選考は悩ましく、フレッシュな選手が起用される可能性も高い。出る選手にとってはチャンスであり、見る側としても普段はなかなかプレーが見られない選手の活躍に期待は高まる。最大12連戦の初戦となる湘南戦に勝利したことで、チームを覆う「重圧は取れた」(オスマル)だけに、済州戦に臨む選手たちにとっても、伸び伸びとプレーできる環境は整ったと言えるだろう。

「ここは自分たちのホーム。セレッソ大阪というチームが一丸となって、積極的に戦って、自分たちの力を出すことができれば、勝つチャンスも十分にある。みんなの力を合わせて、勝点3を取れるように頑張りたい」(酒本憲幸)
 今季のACLグループステージ最大の山場となる一戦を迎える。

文・小田尚史