10月6日(土)2018明治安田生命J1リーグ 第29節
セレッソ大阪 - ガンバ大阪 (14:00KICK OFF/ヤンマー)
試合写真・コメントなど |チケット
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昨季のJリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦 。敵地に乗り込んだセレッソ大阪は、1-1で迎えた90+5分、水沼宏太のクロスを木本恭生が決めて劇的な勝利を掴み取り、ルヴァンカップ決勝進出を果たした。クラブ初のタイトル獲得へ向けて、大きな弾みが付いた一戦だった。もっとも、セレッソがリーグ戦で大阪ダービーに勝利したのは、2012年のJ1第2節まで遡らなければならない。リーグ戦の最終順位で上回ったシーズンも、なかなかリーグ戦では勝てていないのが現状だ。さらに、現在、ガンバ大阪はリーグ戦で4連勝中と絶好調。間違いなく、今回の大阪ダービーも簡単な試合にはならないだろう。
ただし、セレッソの調子も悪くない。しっかりとボールを握りつつ、流れの中からチャンスは作れており、新システムの連係や成熟度は深まっている。直近のリーグ戦2試合ではチャンスで決め切れないことで勝ちにこそつながっていないが、感触は悪くない。台風24号の影響で中止になった前節の名古屋グランパス戦に向けた練習も含め、この2週間は攻撃のイメージ共有に時間を割いた。
「紅白戦では形は作れている。試合に向けて、得点へのイメージをさらに突き詰めていきたい」(清武弘嗣)。ソウザと丸橋祐介がキッカーを務めるセットプレーも含め、ガンバのゴールネットが揺れる瞬間が何度も訪れることに期待したい。
もちろん、守備のリスク管理も怠ってはいけない。最終ラインは相手FWをタイトにマークし、特に渡邉千真に簡単にボールを収めさせてはいけない。サイドでは、倉田秋や藤春廣輝の進入を防ぎ、中盤では遠藤保仁にしっかりとプレスをかけ、自由に配球させないようにしたい。試合の主導権を掴むには、セカンドボール争いで負けないことも重要だ。
今季最初の大阪ダービーは、敵地に乗り込んだ第9節 。セレッソはリーグ戦4連勝で臨んだが、結果は0-1で敗れた。ホームで迎える今節は、当時の悔しさも含めてやり返す番だ。
「大阪のクラブ同士、絶対に負けられない試合。アウェイでは負けて悔しかったので、ホームでは勝ちたい」(丸橋祐介)
「ダービーは気持ちのぶつかり合い。“大阪はセレッソ”ということを見せつける試合にしたい」(松田陸)
「大阪ダービーは、順位や何連勝しているとかは関係ない。それはセレッソに来てガンバと対戦するなかで思い知った。気持ちが占める割合が大きい。勝利だけを目指す」(木本)
「勝利は自分だけではなく、サポーターも含めたみんなが望んでいること。勝ちにこだわった試合をしたい」(オスマル)
「勝利が絶対の試合。なにがなんでも勝ちたいけど、それが力みになってはいけない。ホームでの大阪ダービーという舞台をうまく力に変えて、楽しみながらやりたい」(高木俊幸)
「受け身にならずに戦いたい。セレッソの選手として、大阪ダービーには勝ちたいし、勝ってサポーターも含めたみんなで喜び合いたい」(山村和也)
「セレッソに来て、大阪ダービーは本当に大阪の皆さんが注目する試合だと感じた。応援してくださるサポーターの皆さんのためにも全力で戦って、必ず勝ちたい」(水沼宏太)
「俺も(山口)蛍もマル(丸橋)も、アカデミーから育った選手は大阪ダービーで活躍することに憧れてやってきた。いい準備をして、結果で証明できるようにしたい」(柿谷曜一朗)
昨季のシーズン終盤も、ルヴァンカップ準々決勝第2戦での大阪ダービー勝利から勢いが付き、その後のシーズンを一気に駆け抜けた。今季もこの一戦で勝利を掴み、目標であるACL出場権獲得へ向けて邁進していきたい。セレッソ大阪の誇りにかけて、全身全霊、サポーターも含めたスタジアム全体で気持ちを込めて戦い、勝利を手にするのみだ。
文・小田尚史
ニュース
J1 第29節 G大阪戦|プレビュー:アウェイでの借りを返す一戦。セレッソ大阪の誇りにかけて、全身全霊、勝利だけを目指す
2018年10月5日(金)
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- 小田尚史
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