5月3日(火・祝)2016明治安田生命J2リーグ第11節
松本山雅FC 0-1 セレッソ大阪 (13:04/松本/17,302人)
試合写真・コメントなど
----------

●反町康治監督(松本)
「たくさんの後押し、本当に感謝しております。残念ながら試合に勝てずに責任を感じております。試合には負けましたが、あまり負けた気のしない敗戦だったと思います。ただサッカーにおいては勝敗がひとつの判断基準なので、その意味でも責任を感じています。
 それと同時に、やっていることは間違いないなと思えた試合でもあります。選手たちは非常に悔しがっていましたが、『アウェイのセレッソ戦で、これ以上の点差で勝とうよ』という話をしました。ロッカーでも下を向いていましたが、下を向くような試合ではないと思いますし、ネガティブになるような試合でもなかった。終始主導してやれたこともうれしく思っています。まあ、そういう時に点を取れるのが強いチーム、上位に行くチームであって、そこの甘さが少しあるのは今季の気になるところではありますので、検証してやりたいと感じています。
 結果は悔しいですが、内容は悲観するものではないと思っています。次はゴールデンウィーク最終戦になりますが、味スタにたくさん駆けつけていただきたいと思います。我々もなにくそと思ってやりますので応援してください」

Q:セレッソは個々の能力の高いチームだが?
「ただセレッソが個々のポテンシャルを100%発揮できているのかな…と言えば、そうじゃないんじゃないかと思っています。それでも、これだけ個人のパフォーマンスが出ているわけです。そういう相手に対峙するのがリーグ戦ですし、それほど目劣りしているとは思いませんでした。
 ディフェンスとかでは試合巧者が多いですよね、時間の使い方であるとか。後半20分くらいから攻めることをあきらめて守ってきましたが、日の丸付けてワールドカップに出ているような選手も出てきましたからね。
 セレッソは試合巧者のキャラクターが多くて、開幕からずっと1-0で勝ってきましたよね。派手さはなくとも良く抑えたと思いますし、学ばないといけないですね。ブルーノ メネゲウが2~3回カウンターでドリブルしてくるのも想定済みで、あとは驚きはなかったですよ」

Q:セレッソのセットプレーの守り方については?
「守り方を変えてきましたね、リカルド サントスと山村(和也)をダブルストーンに置いて。だから後半に1回ショートコーナーをやったんですけど。そこで山本と柿谷の差が出ましたね、折り返しを決められるかという。前節の2失点によって、より我々に対して準備してきた。その意味で京都を恨みたくなりますよね(苦笑)。高さはありますから、極端に外してるわけじゃないんですよね。機会はありましたけど、ボールの問題もありましたから。取れなかったのは痛かったですね」

Q:強風は試合に影響したか?
「でも僕が就任した頃には、もっとすごい風の吹いた試合が多かったですよね。今季は今日が初めてじゃないですか?風が影響したのはGKのキックくらいで、あまり影響はなかったと思います。ただ、風が後押ししてくれればミドルシュートをもっと打てたかもですが、うちはミドルからのゴールがないという部分あるのかもしれない。後半は向こうが6バックみたいになってきて、カウンターしか攻める手段がなかったかもしれませんが、選手たちも後半の向かい風も有効に使えるということはわかっていたと思います」

Q:2試合連続無得点となったが?
「選手が悔しがっているのは、対戦していて勝てるなと思ったから悔しかったと思うんですよね。僕としては、そこは言葉にして次に向けて促すしかないんですよね。決定力不足という意味なら、どこのチームも一緒ですから。例えば個人能力の高いセレッソもチーム総得点はうちと一緒、J2にはそれほど決定力のある選手はいないですから。うちにも得点王を狙える選手はいませんが、だからこそあきらめるのではなくトレーニングで努力しているつもりでいます」

Q:やっていること、というのを具体的に。
「真ん中からもサイドからも攻撃出来るということですね。ここでわざわざ1から10まで説明する必要はありませんが、ボールを動かしながらスペースをうまく使って、そこを崩していくという狙いは良かったと思います。ただディフェンスは、もう一歩ですよね」

Q:失点場面を振り返って。
「検証しないとわかりませんが、そんなにたくさんの人数を用意して入れたクロスじゃないんですよね。セレッソは逆サイドのサイドバックも入ってくる攻撃的なチームなので、そこは恐かったんですが、あそこに飛び込むのがヨーロッパでやっている選手の持ち味でもある。特に今季は横からのボールでやられているのが多いので、そこは反省点だと思います」

試合後の松本選手コメント
試合後の大熊清監督(セレッソ)記者会見コメント