10月30日(日)2016明治安田生命J2リーグ第38節
セレッソ大阪 2-2 水戸ホーリーホック (14:04/金鳥スタ/9,445人)
試合写真・コメントなど
----------

●大熊清監督(セレッソ)
「立ち上がり、ある意味、非常に残念な失点はあったのですが、チーム全体でまとまって取り返そうというところで、きちっと自分たちのやりたいこと、やるべきことというのを、ピッチでは表現していたと思います。ただ、2失点目での隙であったり、最後の詰め切るところのシュート(が課題)。相手ディフェンスラインを下げて、かつ相手を後ろ向きにしようという、自分たちのやりたいことは結構できていたのですが、なかなか(ゴールを)こじ開けることができないところが非常に残念だったと思います。それでも、選手たちは気持ちをきちっとピッチに表せていたと思いますので、気持ち的には、今節のようなことを残りの試合でもやっていくこと。それと、最後のフィニッシュの精度だったり、結構崩しきっているなかのシュートが入らないというところでは非常に悔しいですが、その悔しさを次の試合にぶつけることが我々の立ち位置かなと思っています。1試合1試合、残りの試合をしっかりやっていきたい。サポーターには非常にもどかしい思いをさせてしまっているのですが、気持ちを込めて戦った選手をもう一度後押ししていただき、残り試合をしっかり一緒に戦いたいと思います」

Q:今日はいつもに比べて攻撃の迫力があり、かなりいい攻撃はできていたと思われます。ただ、2-1としたあとで、どうしても前節同様にちょっと受ける時間帯ができてしまっています。メンタルの問題なのか、戦術的な課題なのか。そのあたりについてはどう考えられていますか?
「澤上が入って、非常に守備の意識が高かったというふうには思います。(全体を)コンパクトにするという意味では。ただ、全体のところと、グループでの戦術(の課題)というか、1人に対してちょっとボールサイドに寄りすぎたところ。また、前の選手を使いながらいい守備をするという場面で、自分で(やっていく)というところと、グループでの守備戦術というところで、少し隙を作ってしまうのかなと。チームとしてはそこ(ボールサイド)の脇を締めることだったり、ボランチがシフトすることだったりまではできているのですが、それを、焦りがあるわけではないが、いいボールの奪い方をしようとか、積極的に行こうということとかにより、逆にそこを空けてしまうという場面が、少し失点場面に出てきてしまうというように見ていました。今、田中(裕介)とも話をしたのですが、あそこで澤上とかソウザがそれなりに頑張ってくれていたので、前を使いながら、そこの狙い所を後ろの3枚がきちっとするということをやっていますが、少し隙を作ると思い切りのいいシュートが、我々に対してはあるので。その辺の隙をなくすことが、非常に重要なのかなと思います。これはチーム全体もそうだし、グループ戦術、個人の判断というところを含めて、しっかりやらなくちゃいけないと思っています」 

Q:2位の松本が勝ったことにより、残り4試合で勝点6差に広がりました。この数字はどう受け止めますか?
「非常に厳しい状況というのは、現実に受け止めなくちゃいけないと思います。ただ、サッカーはなにが起こるかわからないし、我々の立場としては、今日の気持ちをきちっと勝ちにつなげるというところを、1試合1試合やっていくことに尽きるのかなと思います。最後までなにがあるかわからないので、しっかりとやっていくことが一番大切になると思います」

Q:J1昇格プレーオフでの戦いも見据える、ということは若干ありますか?
「この間の記者会見でも言ったのですが、この試合では隙も見せてしまったが、全体で戦うというところでは、(今節を含めた)最後の5試合、それと今言われたプレーオフを含め、大切な試合が続くなか、きちっと戦える選手をピッチに送り込むということは、ずっと続けている。コンディションだったり、連戦というところも含めて、的確に見極めて、しっかりピッチで戦える選手を送り込んで1試合1試合やっていきたい」

試合後のセレッソ選手コメント
試合後の西ヶ谷隆之監督(水戸)記者会見コメント