10月2日(日)2016明治安田生命J2リーグ第34節
セレッソ大阪 1-2 清水エスパルス (14:04/ヤンマー/23,781人)
試合写真・コメントなど
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●小林伸二監督(清水)
「前半はよかったのですが、後半はちょっと押し込まれて、リスタートからのカウンターで失点を食らってしまった。『また今日も上位から点を取れないのか』と…。
 ただ、前半からうまくバイタルエリアのところに入って(ボールを)受けるのと、相手の背後への飛び出しができれば、チャンスは作れていた。なかなか飛び出せなかったのですが、交代カードで選手を替えたことで、勢いも変えてくれたと思います。あとはセレッソが点を取ってから少し構えてくれたので、その分我々は行くしかないというところでシステム(変更)も功を奏し、うまく逆転できたんじゃないかなと思っています。なかなか上位に勝てなかったのですが、今回は2点取れた。こういうことができるということで、残り8試合を進んでいければいいなと思います」

Q:後半のシステム変更について、これまでの試合でも試したことはありますか?狙いなど教えてください。
「アンカーを1枚にするのは、今日は河井ではなくタケ(竹内)にやらせましたが、結構あのシステムはやっていて、それで千葉にも勝てたりしました。押し込むというところと、ボランチが緩くなるので、バイタルエリアのところがうまく機能したと思います」

Q:松本、セレッソ戦という大事な2連戦を1勝1敗としたが、この2連戦を振り返っての感想は?
「ちょっとまずいのかなと思いつつ、残り15分どういうふうに行こうかというところで、うまく勝ててよかったと思います。あとは、今日もそうだが重いゲームのなかで失点を食らったりしたとき、松本戦では流れを引き寄せようとするときに失点を食らったところで点が取れなかったが、今日はそういうところで点を取れたことが前進になる。先ほども言ったように、上位のチームから点を取れて勝てたことは、残り8試合につながっていくのではないかなと思います」

Q:勝つには勝ったが、前半にセレッソがミスをしているなかで点を取らないと、こういった(劣勢を強いられる)ゲームになるのかなとも感じました。前半、点を取れなかった原因とは?
「立ち上がりからセットされた状態を破れなかったところでいくと、松本戦はちょっと中央に寄りすぎたところがあり、今回については左でのビルドアップはうまくいっているのに、立ち位置が悪かった。(松原)后が上がったときのシラ(白崎)が詰まったりして。我慢してサイドを使ったり、ボランチからもう1回ボランチへ角度を変えたパスを入れたりというのがあれば、もう少し序盤から持ち出せて、もう1~2回バイタルを破れたと思います。石毛と竹内がバイタルを破って(ゴール前に入っていったが)、ああいうところで本当にGKを見てシュートを打っているのか。イメージが先行しているというところで、ちょっともったいなかった。あの2つのうちの1つが(ゴールに)収まれば、もう少し楽になった。また、もう少しボールをスムーズに回すことができれば、そんなに相手も来ているわけではなく、自分たちが行ってから中盤でイージーミスでボールを取られているわけなので。そういうところで、少しリズムが狂ったのではないかなと思います。中央のラインとトップのラインのスピードが少し違っていて、合わなかったことも事実。そういうところも、少しハーフタイムには話をしたが、バイタルが空いているわけですから、うまく攻略することができればもう少し楽だったのかなと思います」

Q:前回の松本戦では最後に長谷川選手を入れてパワープレーのような形になったが、今回は金子選手らを入れて、つなぐサッカーを最後まで意識されていたようだった。そのあたりの意図について。
「長谷川のときも、パワープレーではなかったのですが、長谷川を4-1-4-1で使うとちょうどバイタルのところに降りるので。今日は村田をサイドに張らせると、どうしても金子とテセ(鄭大世)が逆サイドに流れてしまい手前にいなくなるので(北川)航也を入れて、あそこで1回ターンしてスルーパスを出したと思います。前回も航也はスタメンでそういうところの狙いで使っていて、機能しなかったところもありましたが、今日は短い時間でもバイタルでもらってターンできることを証明できたり、そこから飛び出すことができたという意味ではよかった。蹴っても、たぶん(セレッソの守備が)弾くのは強い。ですから、つなぐというところで、バイタルが空いているなか、みんながそこをチャレンジしたのはよかったと思います」

試合後の白崎凌兵選手(清水)コメント
試合後の大熊清監督(セレッソ)記者会見コメント