2月2日(木)に開催しました「サポーターズコンベンション2017」第2部について、レポートいたします。
「サポーターズコンベンション2017」レポート【第2部(1)】よりつづく

【事業関連説明】
資料
営業資料(PDF/1.12MB)

事業部営業グループ長 猪原尚登
ご紹介いただきました大阪サッカークラブ事業部営業グループの猪原と申します。本日は平日の遅い時間に関わらずお集まりいただきまして、ありがとうございます。また、普段から多くのご支援をいただき、本当にありがとうございます。
先ほどご紹介させていただきました、新しい事業部長の成田が昨日着任したばかりということで、代わりに私の方で事業部・営業面を中心にご説明させていただきたいと思います。 
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まずスポンサーについて、2015年は81社で、2016年は90社。9社純増で、新規で12社増えまして、未継続が3社でした。スポンサー広告収入額というところでは、2015年は12.68億円、2016年は13.84億円で109%の実績になっております。
<資料P3>
続いて、年間指定席、年間パスポートです。年間指定席は、2015年は1,215席でした。2016年は1,204席です。こちらは、2015年を上回ることができませんでした。続いて年間パスポートでも2015年は4,887席で、2016年は4,662席。こちらも、約200席ほど下回っています。
<資料P4>
新しく増えたスポンサーは12社ございました。こちらの企業様に、昨年新しく支援をしていただくことになりました。今年も、昨日ホームページに掲載 させていただきましたが、新しく支援していただく会社もすでに決まっているところもございます。 
<資料P5>
続いて総入場数です。リーグ戦のみの、J1昇格プレーオフを除いた数字です。2015年は25万6,880人です。2016年は26万2,691人です。こちらは少しだけ2015年を上回ることができました。平均入場者数も同じように、昨年を上回っています。
<資料P6>
続いてチケット収入です。こちらは、オーナーズシートと年間パスポートを除く数字で、J1昇格プレーオフを含んだ税込の金額になります。J1昇格プレーオフの効果もあり、3億1,100万円、昨年比113%となっております。
<資料P7>
まだ年度途中ですので最終的な数字ではないのですが、こちらは実績見込です。試合収入ですが、年間指定席、年間パスポート、先ほどのチケット収入とJ3のチケット収入も約5億円ほど入っています。
広告収入は17億6,400万円。グッズなど、その他の収入は7億3,100万円で、合計の収入が約30億円です。支出も約30億円ですが、今のところ900万円の赤字になっています。最終的にJリーグのホームページで各クラブの経営状況を発表するタイミングでは、この数字から変わると思います。
<資料P9>
続きまして、2017年の方針をご説明させていただきたいと思います。
1つ目は『自立した経営の実現』、2つ目は『2年間J2に在籍したことでの入場者数減少からの回復』、3つ目は『経営基盤の強化とクラブの質の向上』を挙げております。
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具体的には、『自立した経営の実現』ということでは6つ挙げています。
1番目、スポンサー営業の強化。先ほど90社になりましたということをお話しましたが、既存のスポンサーに増額のお願いをし、新しいスポンサーをさらに獲得するという方針で営業をしています。
2番目、シーズンシート購入者の継続率のアップ。こちらは継続申込をすでに締め切っていますが、新規の購入者を増やしていく、また次のシーズンに向けてしっかりと継続をしていただけるようにやっていきたいと思っております。
3番目、前売券の販売の底上げ。シーズンシートをお持ちでないお客様に対しても、いろいろな形でプロモーションをし、スポンサー企業の皆さま、それ以外の大阪市内の企業にもしっかり営業しながら伸ばしていきたいと思っています。
4番目、前売券の底上げにもつながるかと思いますが、しっかりターゲットを絞った企画チケットを考え、販売していきたいと思います。
5番目は顧客のニーズに合わせたグッズの商品企画。まだまだ、こちらはしっかりできていないところもあるのですが、皆さまのニーズに応えられるような商品を企画しながら販売を行っていきたいと思います。
最後に6番目、販売チャンネル増加の検討。現在、グッズを販売している場所はメガストア、スタジアムでの販売、オンラインショップというのが実際です。もう少しいろいろなところで販売できるようにやっていけるかどうかをしっかり検討して、グッズの販売を上げていきたいなと思っております。
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続いて『2年間J2に在籍したことでの入場者数減少からの回復』ですが、今年はルヴァンカップも含め、私たちは目標入場者を35万人に設定にしています。『無料招待チケットの着券率向上および有効活用』というところでは、シーズンシートをお持ちの方には毎年少しご迷惑をおかけしているところもありますが、大阪市の小学生招待など、大阪市内から南の地域の小学生招待を積極的に今年もさせていただきながら、来ていただいた方にもう1度スタジアムに足を運んでいただける形でアプローチできるようにしていきたいと思っています。
2番目、『フードパーク、ホームゲームでのイベントの充実』というところで、フードパークはまだまだしっかりできていないと認識しているところもありますので、運営体制を変えながら、しっかり充実させてやっていきたいと思います。
3番目、4番目はホームゲームが中心になりますが、我々が常々お伝えしているような、安全で快適な観戦環境を維持していきたいと思っております。スタッフ全員がしっかり皆さまをおもてなしできるように、今年もしっかりやっていきたいと思っております。
<資料P12>
 『経営基盤の強化』というところでは、玉田社長からもありましたが、新しく事業部長を招きまして、事業部を再編しながら、しっかり経営基盤を強化していきたいと思っております。
2番目、まだまだ我々がしっかりできていないところの、営業戦略の基礎となるマーケティングデータを蓄積して、分析しながら次の施策に向けてやっていきたいと思っています。
3番目の、グッズ事業の業務フローの見直しというところですが、在庫の管理もしっかり見直しながら、無駄のないような取り組みをやっていきたいと思っております。 
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収入の今シーズンの目標です。試合収入、広告収入、商品販売収入、サポーター(ファンクラブ)収入。右に小さく書いているのが2016年の数字で、左が今年の目標です。広告収入は前年度より減っていますが、一昨日の新しい選手が決まるまでの数字だったので、変わってくる可能性があります。
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項目別の目標です。入場者数は35万人、平均入場者数はルヴァンカップも含めた数字です。オーナーズシートは今年からSAKURA SEATと名前を変えましたが、こちらは1,300席。年間パスポート=SAKURA PASSPORTは5,000席という目標でやっていきたいと思います。ファンクラブは1万3,000人以上です。WEB無料会員というのは、「Jリーグチケット」をご利用いただいたことがあるかと思いますが、そちらで登録をして会員になっていただく方というのが、この数字になります。新規スポンサーは、15社以上獲得したいと思います。 
<資料P15>
最後に、今年の損益目標ですが、こちらも新しい選手が加入する前の数字なので、収入の合計やグッズの収入は異なってくると思います。また来年のご報告時には、この数字通りではないと思います。
<資料P16>
今シーズンも皆さまのご来場をお待ちしております。2月25日、磐田戦にご来場いただければと思います。

【第2部(3)】につづく