9月27日(日)2015明治安田生命J2リーグ第34節
徳島ヴォルティス - セレッソ大阪 (16:00KICK OFF/鳴門大塚)
試合写真・コメントなど |チケット
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明治安田生命J2リーグも、今節を含めて残り9試合。一戦一戦の重みもこれまで以上に増してくるなか、今節、セレッソ大阪は、徳島ヴォルティスのホームに乗り込んでの一戦を迎える。
ここまで、リーグ後半戦の12試合を7勝3分2敗、勝点24を獲得しているセレッソに対し、徳島も12試合で7勝2分3敗。勝点23を獲得している。言わばリーグ後半戦において好調なチーム同士の一戦だが、徳島で特筆すべきは、12試合で5失点、完封試合が9試合もあるという点。さらには、12試合中、ホームでは6試合を戦い、わずか1失点しか喫していない。
そのようなすばらしい数字を残している徳島の堅守を、セレッソがどうこじ開けるか。セレッソが勝利を掴むための大きなポイントとなる。前節の水戸戦では、前半は田代有三とエジミウソンの2トップにボールが入らず、思うように攻撃の形が作れなかった。その中で、山口蛍が何度か見せた、前線を追い越す動きは効果的だった。最終的に崩し切るには至らなかったが、今節も3列目からの飛び出しで徳島の守備を揺さぶる場面を作りたい。
停滞気味の前半を終え、パススピードが上がった後半は、攻撃陣の距離感も近くなり、2トップに得点も生まれた。1点目は、田中裕介がクサビのパスをエジミウソンに当て、エジミウソンが落としたボールをパブロがシュート、こぼれ球に田代が反応して決めた。2点目は、丸橋祐介のパスをパブロがトラップし、流れたところをエジミウソンが押し込んだ。「みんなと近くでプレーすれば、得点の可能性も高まる。パブロやクニ(関口訓充)、中盤との距離感が良ければ、いい攻撃ができる」とエジミウソンも話すように、今節も田代とエジミウソンにボールが入った後の周りのサポート、さらには2列目がボールを持った時の前線2人との良い距離感は大切にしたい。
「相手の堅守をリスペクトした上で、我々の力を発揮することが大事」とパウロ・アウトゥオリ監督も話すように、今季、キャンプから取り組み続けてきた幅を使った揺さぶりに加えて、深さも効果的に使った攻撃で、セレッソは徳島の守備を打ち破りたい。
攻撃で相手の守備を破るために“距離感”が1つのキーワードであるならば、守備においても“コンパクト”をもう一度、徹底することが失点を防ぐカギ。前節は試合終了間際に劇的な同点弾を許してしまったが、「1失点目も含めて、ミドルシュートを打たれた時にもう少しコンパクトに守れていれば、シュートを打たせるスペースも与えなかったと思う。失点から学んで、隙を与えない守備を心がけたい」と染谷悠太は話す。水戸戦では、相手のロングボールへの対応、さらには競った後のセカンドボール争いで後手に回る場面も見られただけに、今節はその点の改善が求められる。より強く、激しく、隙のない守備で相手を封じ込めたい。
現状、2位のジュビロ磐田との勝点差は3。今節の結果次第では、セレッソが自動昇格圏へ食い込む可能性はある。ただし、この試合に関しては、そのことをことさらフォーカスさせるつもりはない。前々節までの4連勝で上向いた流れを、前節は後半アディショナルタイムに自らの甘さによりストップさせてしまっただけに、今節はリスタートの意味合いが強い。もう一度、この試合でしっかりと勝点3を積み上げることに全力を注ぎ、そして勝点3を得ることができれば、それは残りの試合でのJ1自動昇格へ向けての大きなエネルギーとなる。
文・小田尚史
◆試合前日の監督・選手コメント
◆相手チーム情報:後半戦で快進撃を見せる徳島。12戦9完封の堅い守備をこじあけることができるか
ニュース
J2 第34節 徳島戦|プレビュー:連勝が4でストップした前節。攻守で出た課題を見つめ、今節を再び勝点3を積み重ね続ける第一歩に
2015年9月26日(土)
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